ウユニ塩原

ウユニ塩原ってドコにあるの??

ウユニ塩原。そこは、アンデスの巨大な鏡、天空の鏡といわれる場所。

◆国:ボリビア
◆首都:ラパス

ラパスからウユニまで車で約10時間。標高3800m。車で走るうちに地平線が白色の直線に見えてくる。そう白色は塩の白。塩の上も車はスイスイ走る。見渡す限り白一色の塩原には、村と村を結ぶ路線バスも走る。この塩原の唯一の生き物、それはフラミンゴ。水辺のものを食べている。

塩原近辺の村には、塩で出来ているホテルがある。すべて塩で作られたホテル。

四国の半分の広さを持つウユニ塩原はどうして産まれたの??

アンデス山脈に囲まれ、激しく乾燥しているウユニ塩原。はるか昔、広大な窪地が広がっていた。アンデスの大地の塩を含んだ雨が海に逃げられずに窪地にたまる。たまった水分が蒸発し、塩となってたまったのだ。何万年と雨が降るたびに繰り返されたため、このウユニ塩原の塩の深さは200m以上あるとされている。また2002年のヘレン・フリッカー博士の調査で、ウユニ塩原の高低差が50cmであることが分かった。これは地球上で最も平らな場所だそうだ。日本の四国と同じ広さを持つ、塩の大地がたった50cmの高低差しかないとは驚きだ。まっ平らな塩原!

そして、もう一つ驚いたことがあった。ここの塩は一生無くならない、とのことだ。そんなことあるの? あるのだ! 塩を掘ると濁った水が出てくる。それは、海水の10倍の濃さの水。この水が蒸発してまた塩になる、その繰り返し。一生、塩が無くなることはないのだそうだ。また、ここの塩の結晶はとても珍しく、ピラミッド型をしている。

ここに来たら、塩原に写り込む空と星は見ておきたい!

ウユニ塩原の雨季は2月。塩原に雨が降ると、水の層が塩の上にできる。海と違って波がたたないので、写り込んだ景色が揺れることが少ない。鏡のように写り込んだ景色が反射してまるで鏡の世界に自分が立っている感覚に陥る。昼間であれば、その世界は空を浮いているよう。夜であれば、星空、まさに宇宙空間に身を置いているかのような感覚になるに違いない。雨の降った翌日にこのような世界を見ることができる。雨の少ないアンデスで、雨季を狙って、訪れたいものだ。